【この文章は主にワンちゃんの飼い主様に向けた内容になります】
当施設は、犬猫の体調を最優先にしたいという
思いを大切し日々お世話をさせていただいてます。
そのためRoccoの環境において極端に緊張する、
パニックを起こす場合にはお預かりをお断りしRoccoの
環境に慣れたり、ケージに入る練習からスタートになる場合がございます。
この練習は長くかかる子で半年〜一年かかる場合もあります。
そのため、初めてのお泊まりまで最低でも1ヶ月前にカウンセリングと
慣らしステイ(初回は2時間程度お預かりをして犬の様子を見させていただきます)を
行わせていただくようお願いをしており、ご希望の日程に
お泊まりできるかどうかはその時に判断することになります。
お泊まりの予定がない段階でカウンセリングを行えるのがベストです。
大好きな飼い主さんのいない知らない環境というのは、動物にとって大きなストレスになります。
当施設では、お泊まり中ケージから出て遊んだりスタッフと触れ合ったりして過ごす時間を
設けるようにしておりますが、夜間の就寝時間や他の子のお世話をする際は、基本的にケージに
入って休んでもらう事になります。
しかし中にはケージに入るとパニックを起こす子がいます
・日常的にケージに入る習慣がない犬猫
・一人でお留守番ができない犬猫
・毎日飼い主さんと一緒に寝ている犬猫
上記のような場合は特にパニックを起こしやすい傾向にあります
Roccoでのお預かりの基準が厳しく感じる方もおいでるかと思いますが、私が過去に動物病院で勤めてきた中で
・継続した点滴治療が必要だけどケージが怖くて暴れる
・飼い主さんがいないのが不安で入院室でパニックを起こす
・喉が枯れるまで鳴き叫ぶ・怖くてご飯が食べられない
・パニックで排泄物を踏み荒らしたり、排泄を極端に我慢する
など、治療に大きな支障が出てしまう犬に出会う事が度々あり、見ていてとても辛い気持ちに
なりました(お家ではとっても大人しくて、飼い主さんと一緒にいる間は本当にお利口さんな子がほとんどです。)
下記のように犬が生きていく上で、飼い主さんと離れて過ごす時間は必ず出てきます。
・病院を受診したり入院が必要な時
・トリミング
・ペットホテル
・災害時
自宅以外の環境に行っても大きな不安を感じず、飼い主さんと離れても自立して過ごす事ができるように日頃から
練習をするのは、犬のQOLを上げる要因の一つになると思います。
是非大切なご家族のために、犬の行動学を正しく取り入れて練習をできればと考えております。